白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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143:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:47:31.68 ID:tRJaplXx0
 頼子が首を傾げて見せる。お淑やかな性格もその博識も、蒼い瞳も印象を似せるが、右の泣きぼくろが文香との違いだ。投げかける視線の、油断の無い鋭さも。千夜がモナリザなら、頼子にはあまり観に来て欲しくない。自信を問われ続けることになるだろう。

「いいえ」かぶりを振る。都とは会わなかった。「そちらでも、まだ見つかっていないのですか」
「そうかぁ、白雪さんと一緒かもと思ったんだけど」
「都ちゃん、お稽古に来た志希さんと何か話した後、何処かへ行ってしまったんです」
「連絡は?」
「スマホが私服に入っていて……」
「よし、もう一回探してみよっか」
「はい、そうですね」
「あの」
 手を挙げ、二人を止める。


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