白雪千夜「アリババと四十人の盗賊?」
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110:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:22:50.02 ID:tRJaplXx0
 耳鳴りがする。畳み掛ける言葉が飽和する。
「馬鹿な。……馬鹿な」
「そりゃそーだ。あたしは自分もジャンキーの麻取にして、聖歌隊に説教する痴れたヤツなのだ」
「、…… はあ。……それ、増えるのですね。その、肩書き、というか」
「カタガキ、…… カエデ?」
「いいえ」

「どれがホントウのあたしかって? ナンセンス! どれもホントウのあたしだよ。あれもこれもそれもどれも、時にはキミでさえもが、あたしなのだ」
「ナンセンスを言っているのは貴女でしょう」
「That makes sence(それ言えてる)! あたしに任せてよ、とびっきりクレイジーにしてあげる」
「要領を得ないな」
「じゃ次のスマホは256GBにすればー。でもアドバイスが欲しければ一口≠ナ済むよ」
「アドバイス?」
「逃げちゃえ」


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