111:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/02(水) 01:23:18.07 ID:tRJaplXx0
それだけ言って、またしゃがむと花壇に興味を戻した……と思いきや、蟻の行列に特別な意味を見出したらしい。
「結局それですか。逃げろと…… 貴女のように?」
「そ」
軽く挑発しても、千夜ではちとせがやるようにはいかなかった。志希は黒い帯を見つめたままだ。
「どこへ」
「どこに行くか、分かってるでしょ?」と返してから、ぼそり行列の先頭へ、「……うーん、どこに行くんだろーね」
千夜は黙った。……
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