北条加蓮「藍子と」高森藍子「見てあげているカフェテラスで」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:49:34.94 ID:pPHQRd1B0
加蓮「応援してあげたいのは、ホントのことなんだけどね。笑われても、ひとりぼっちでも、意地を張って夢を見てる子……ふふっ。昔の私みたいな子だ」

藍子「ひとりで続けることって、きっとすごく難しいことですよ……」

加蓮「だから応援してあげたいの。……世界が広がりすぎちゃうっていうのも、悩みになるんだね。藍子みたいに、もっと1人1人のことを大切にしてあげられる、そんなアイドルだったら今頃こんな――」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:50:04.93 ID:pPHQRd1B0
藍子「ゆっくりと、待っています。加蓮ちゃんの気持ちが、ちゃんと整うまで……ずっと待ちますから」

加蓮「ん……ありがと」

藍子「いえいえ。でも、これくらいの手助けはいいですよね? すみませ〜ん。店員さん、えっと……考えごとをする時におすすめの飲み物を、お願いしますっ」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:50:35.43 ID:pPHQRd1B0
……。

…………。

加蓮「ごちそうさま」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:51:04.90 ID:pPHQRd1B0
加蓮「……藍子」

藍子「はい」

加蓮「解決方法っていうのは、藍子のことを見てもらうことなの」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:51:35.48 ID:pPHQRd1B0
加蓮「と、とにかくっ。私がやるとどーしても急かしちゃいそうだし、ゆっくりでも頑張ってる藍子の方が、見てて自信になるかなーって」

加蓮「でもさ……。それ、なんか私に向く目を藍子に向けることになっちゃいそうで……。私のファンになってくれそうな子を、自分から藍子に譲ってあげるみたいなことなんだよね」

加蓮「もちろん藍子のことは応援するし、トップアイドルになってほしいって心から思うけど……さすがに、少し抵抗ができちゃった」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:52:07.41 ID:pPHQRd1B0
藍子「でも……やってみます。そうやって……想いを背負うのも、アイドルだと思いますから」

加蓮「!」

藍子「それにっ。加蓮ちゃんのお話を聞いていると……。くすっ♪」
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28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:52:35.19 ID:pPHQRd1B0
藍子「まあまあっ。いいですよ。私は、何をすればいいですか?」

加蓮「……藍子は、今まで通りでいいよ。私がその子に、藍子のことを見せてあげる。ゆっくりでも歩き続けてる、立派なアイドルさんのこと」

加蓮「だから藍子は……ほんのちょっとだけ、そういう子がいるんだって覚えておいてあげて。それだけでいいから」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:53:06.16 ID:pPHQRd1B0
藍子「でも、加蓮ちゃんも……。できると思いますよ。肩入れや、ひいきではなくて、みなさんを大切に想うこと……」

加蓮「ムリムリ。私なんて自分のことばっかりだしー? 藍子ちゃんみたいな優しい子じゃないの、私は」

藍子「そうでしょうか? ほら、サンタさんの時の加蓮ちゃん……病院の子たちとかっ」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:53:35.94 ID:pPHQRd1B0
……。

…………。

加蓮「すっかり暗くなっちゃったね」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/01(日) 19:54:04.86 ID:pPHQRd1B0
加蓮「……」

藍子「あんまり遅くなりすぎると、お母さんが心配しちゃうし……加蓮ちゃんの家にお泊りするにしても、連絡しなきゃ♪ その前に、お会計を――加蓮ちゃん? どうかしましたか……?」

加蓮「……藍子が改めて言うから、なんかもうちょっと喋りたくなっちゃったじゃん」
以下略 AAS



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