北条加蓮「藍子と」高森藍子「思い出のあふれるカフェテラスで」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:46:10.92 ID:rBaIBZm50
……。
…………。
加蓮「思ってたより普通の話だった」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:46:41.76 ID:rBaIBZm50
加蓮「……そうだった?」
藍子「あれ……気が付かなかったんですね。私の見間違いでないなら、加蓮ちゃんが折り鶴を見せて、「それなら……」って思い出していた時の店員さんの顔、すっごく嬉しそうでしたよ」
加蓮「気付かなかったなぁ。でも、なんでだろ」
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:47:10.69 ID:rBaIBZm50
加蓮「でも、お客さんなんて毎日来るし、それが……例えば印象に残る人とか、それこそ藍子みたいな常連客だったりしたら分からなくもないけど、わざわざ嬉しいって思うかな?」
藍子「思わない人もいるかもしれません。でも、思う人だって、きっといますっ。私だって、そうです!」
加蓮「藍子が?」
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:47:41.01 ID:rBaIBZm50
加蓮「……」
藍子「?」
加蓮「たはは。なんかその言い方はやだなって。なんか……自分とは違うんだ、って言い聞かせてるっていうか、確認させてるみたいでしょ?」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:48:10.79 ID:rBaIBZm50
藍子「加蓮ちゃん。私、加蓮ちゃんの言いたいことも、加蓮ちゃんの気持ちも、分かるつもりです。昔ばかり振り返っていたら、先に進めなくなっちゃいますよね」
藍子「でも……ときどきでいいので、振り返ってみてもいいと思うんです」
藍子「私――」
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:48:41.85 ID:rBaIBZm50
藍子「……アイドルの世界は、厳しい世界です。今だってそう思います――ううん、今だから、前よりずっとそう思うのかも」
藍子「できないことや、やりたいって思っても叶わないことがたくさんあります」
藍子「あなたの場所まで辿り着く道も、どれほど歩いても、終着点はまだまだ見えません」
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:49:10.62 ID:rBaIBZm50
加蓮「藍子はさ」
藍子「?」
加蓮「ずっと前から強かったよね。閉じこもってた私にも、ずっとずっと一緒にいてくれたし」
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:49:40.98 ID:rBaIBZm50
藍子「あっ、そうだ。言いたいことを思い出しました! 店員さんのさっきの表情は、あの時の私と同じで……思い出して、嬉しくなったんじゃないかな? ってことですっ」
加蓮「なるほどね。……って、いやいやいや。今の藍子の話と店員の話を一緒にするのは、いくらなんでも藍子に失礼でしょ」
藍子「そうですか……。確かに、私なんかと一緒にしたら――」
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:50:10.56 ID:rBaIBZm50
加蓮「あ、ごめん。焦らしてるんじゃなくて、どれって改めて言われても難しいなって思って……。なんか、いっぱいあるじゃん。嬉しいって思うこと」
加蓮「じゃあひっくるめて、藍子と出会えてよかったってことで!」
藍子「私もっ。加蓮ちゃんとこうして時間を過ごして、嬉しいです。もちろん今も♪」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/09/27(日) 18:50:40.63 ID:rBaIBZm50
加蓮「あははっ。今からちょっとだけ身構えちゃうかも」
藍子「みがまえる?」
加蓮「だってさ。今でさえこんなに笑顔が素敵で、幸せに溢れてて、その上ものすごく強くて……そんなアイドルさんは、まだこれからも輝き続けるんでしょ?」
以下略
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