139: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/22(火) 21:38:53.30 ID:CC20O+KU0
「それと、その後の対応についても、いろいろお手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした」
「いえ、いいんです。それが私たちの仕事です」
私の謝罪に、社長さんは事もなげに言った。
「私たちの仕事は、アイドルの皆さんを盛り立て、なにかあればサポートしフォローするのが本分です。ですから高垣さんが気にすることではありません」
「でも」
「そうですね。まあ、ファンの皆さん、それからマスコミに対しては、ご本人から何らかお話しいただく必要は、あるでしょうね」
「……はい」
「その調整についても私たちに任せてください。しばらく、高垣さんにはお休みいただく方向で、我々は動くつもりですので」
「それは、つまり」
私は、社長さんの顔色を窺いながら、尋ねてみた。
「……高垣さん。高垣さんがどうお考えなのか分かりかねますけど、お休みいただくのはご本人の体調を考えてのことです。
決して、ペナルティーとかそういうことではありません。それは私が断言します」
「……はい、ごめんなさい」
「まずは、高垣さん自身が元気になることが一番、ですから。私たちも、ファンの皆さんも、それを待っていると思いますよ」
「はい……分かりました」
216Res/171.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20