120: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 23:02:11.76 ID:brMXuKjJ0
「本当に今日はありがとうございます……アンコールまで、こうして待っていただいて、嬉しいです」
わああ、と。沸く客席。そして私に求められている曲、それを私は知っていた。
「今日まだ掛けていない曲、皆さん、お待ちなんですよね?」
私の問いかけに、全力で応えるファンの声援。
「分かりました。このために実はとっておいたんですよ? ……ではお送りしましょう……『こいかぜ』」
そう私が告げ、照明が落ち、私とピアノにスポットが当たる。
ピアノと私だけの、饗宴。
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