44:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 23:37:31.35 ID:FP9CMTOT0
「ジュリア、麗花! 私とあいつを魔王城まで飛ばすから手伝って! 後は私一人でやる!」
魔王の防御魔法。それに阻まれながらも魔法を構成し始める。
「でも!」
45:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/09(水) 23:41:48.26 ID:FP9CMTOT0
「たかだか学生の魔力3人分で我を飛ばせるとでも?」
「私たちだけの力でやるなんて言ってないわよ」
結界が張られている学校の内部へ魔王が来られた。
46:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/10(木) 00:16:33.35 ID:EGkFzpej0
―魔王城―
薄暗い城の庭。そこに私と魔王は飛んできていた。
ホウキは特攻と転移の衝撃で折れている。ごめんね。でももう足は動く。ありがとう。
47:名無しNIPPER[sage]
2020/09/10(木) 00:23:07.95 ID:EGkFzpej0
―数分後―
「はあああああ!」
「無駄だ!」
48:名無しNIPPER[sage]
2020/09/10(木) 00:27:49.53 ID:EGkFzpej0
地形を利用し、防御魔法を駆使しているとはいえうまく行き過ぎている。
「何かがおかしい?」
時々一瞬だけど魔王の動きが鈍っているのだ。そのおかげでどうにか粘れている。
49:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/10(木) 00:32:50.48 ID:EGkFzpej0
それならやっぱり私の命をかければ再封印のチャンスはある!
「ちょこまかとした動きは得意なようだな。ならまずはそこから封じようか」
魔王が空に魔力を飛ばすと空の様子が一変する。雨が降り、雷が、雹が降り注ぐ。
50:名無しNIPPER[sage]
2020/09/10(木) 00:39:36.31 ID:EGkFzpej0
降り注ぐ雨を無害な音符に変える変化魔法。
対策に練習していた呪文の一つ。
攻撃翌力こそないけれど視界を奪うことくらいはできる。
51:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/10(木) 00:46:09.25 ID:EGkFzpej0
「ははははは! やったわ!」
魔王の肉体が渦に飲まれて消えていくのを見届ける。これでしばらくの間は魔王の脅威は消えるはずだ。
「流石にしんどいわね」
52:名無しNIPPER[sage]
2020/09/10(木) 00:50:36.60 ID:EGkFzpej0
「そんな」
振り向いた先にはいたのは確かに魔王だった。
53:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/10(木) 00:53:33.26 ID:EGkFzpej0
あーあ……ここで終わりか。
私はまだ生きている。けれど魔力ではなく生命力を放出する魔法だから二発目は当分打てない。つまり打つ手はなくなった。
「お手上げよ。まさか魔王がこんな狡い手を使うとはね」
54:名無しNIPPER[sage]
2020/09/10(木) 00:58:19.55 ID:EGkFzpej0
Side翼
「おい、大丈夫か?」
「いたたたた。魔王は!?」
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