46:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/10(木) 00:16:33.35 ID:EGkFzpej0
―魔王城―
薄暗い城の庭。そこに私と魔王は飛んできていた。
ホウキは特攻と転移の衝撃で折れている。ごめんね。でももう足は動く。ありがとう。
「まさか我が魔力だけでなく、我が魔法すら利用するとは」
「これでも学園きっての天才と謳われてるのよ。私は」
「見事だ。だがそれが何になる。貴様一人だけ先に無駄死にするだけだ」
また魔王の眼光が私を射抜く。
だけどもう怯みはしない。
「覚悟を決めたか。名前くらいは覚えておいてやろう」
「私は魔王を封印した英雄の末裔、可奈! お前をもう一度封印するものだ!」
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