五更瑠璃「それで、飲むの? 飲まないの?」高坂京介「わかった……頂くよ」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/24(月) 21:57:04.59 ID:tDpFUbRvO
「ちょっと待って。今、近づけるから……」
『ああ、頼む』

私は何をしているのか。我ながら、愚かだ。

「たぶん、この距離なら聞こえると思うわ」
『わざわざ悪いな』
「い、いいのよ。このくらい、平気だから」

そう、平気。彼が望むなら応えてあげたい。

「あの、京介」
『どうした、瑠璃』
「け、軽蔑しないで……!」

私の願いは、それだけだ。嫌われたくない。

『軽蔑なんかしないよ』
「京介……」
『惚れてる女の放尿音とか、ご褒美だろ?』

み、耳が幸せ過ぎて脳汁が溢れちゃうわ。
どうしよう。どうしよう! 嬉しすぎる!
愚かにも録音していないことを悔やんだ。
ああ、京介。逢いたい。けど、今は無理だ。

「いつの日か必ず、私は今よりもっと人間的に成長を遂げて、あなたに尿をかけてあげるわ」
『ああ。その日を愉しみに待ってる』

そしてその時こそ停まった関係を動かそう。


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