五更瑠璃「それで、飲むの? 飲まないの?」高坂京介「わかった……頂くよ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/08/24(月) 21:52:07.24 ID:tDpFUbRvO
というのが、その日起こった全てである。
あくまで主観的なものなので京介があの時、何を思ってあのような妄言をほざいたのかは定かではないが、私はそれなりに傷ついた。
そのまま無言で踵を返して電車に飛び乗り、車内で泣きじゃくるくらいには傷ついた。
あのあと、何度も京介から着信が入っていたが全てを無視して彼の幼馴染みに告げ口して鉄拳制裁を依頼する程度には傷ついたのだ。
しかし、それで癒えるくらいの軽症である。
「もしもし、私だけど」
『すまん! 黒猫! 俺が悪かった!!』
彼の幼馴染みから矯正完了の報告を受けて、久しぶりに連絡してみると開口一番に謝罪をされたのだが、こちらの用件は別だった。
「今、私トイレに居るのだけど」
『は、はい? トイレ? なんで?』
「お、音だけでも、いいかしら……?」
かけるのは無理。でも音だけなら頑張れる。
「私のおしっこの音、聴かせてあげるから」
『黒猫、お前……無理、してないか?』
「し、してないわよ! 黙って聴きなさい!」
多少無理しなければ、関係を取り戻せない。
『わかった。黒猫の放尿音を聴かせて貰う』
何故だろう。受話器越しの彼が愛しかった。
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