五更瑠璃「それで、飲むの? 飲まないの?」高坂京介「わかった……頂くよ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/24(月) 21:49:21.08 ID:tDpFUbRvO
「なあ、黒猫。ひとつ聞きたいんだけどよ」
「何よ、改まって」

日陰の自動販売機の横で道ゆく秋葉原客を眺めながら、彼は何気なくこう尋ねてきた。

「俺とお前ってもう終わった関係なのか?」

誰かがカンッと空き缶を蹴った音が響いた。

「……そんなことを訊くのは無意味だわ」

暑い。マッカンの甘さで、酷く喉が渇いた。

「私とあなたは今、こうして一緒に居る」

伝わっているだろうか。私の言葉の真意が。

「そっか……そう、だよな」
「ええ、そうよ」

何が、"そう"なのか。自分でもわからない。

「黒猫。いや五更瑠璃。お前に頼みがある」
「……はい」

知れず、敬語になる。期待に胸が高鳴った。

「俺におしっこをかけてくれ」

雑踏の音に紛れて、おかしな単語が届いた。


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