勇者「この物語の結末は、ここにいるみんなが見たいんだ」
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◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/25(火) 23:41:06.24 ID:RqFldOwZ0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「フハハハ! 貴様らの不退転の決意とやらを見せてもらおう」
魔王の声は、それ自体が勇者たちの体力を奪うかのように響き渡る。
以下略
AAS
40
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◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/25(火) 23:47:21.86 ID:RqFldOwZ0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男「お、おお〜。何か重々しい雰囲気ですね……」
男「いいですね……いいんですけどね……」
以下略
AAS
41
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/25(火) 23:50:33.43 ID:RqFldOwZ0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ひとりずつの小さな力が着実にダメージを与えているのは、皮肉にも亡骸達のほうであった。
勇者たちも亡骸を次々に倒してはいたが、それでも亡骸達の数が減っているようには見えなかった。
勇者と戦士が二人で亡骸達から身を守りつつ、亡骸たちに攻撃を仕掛ける。
以下略
AAS
42
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/25(火) 23:52:58.69 ID:RqFldOwZ0
分からなかった。
なぜ、俺達はこんな戦いをしているのだろう。
勇者たちの脳裏に、余計とも思える気持ちが湧き上がる。
魔王を前にして、俺達は一体何をしているのだろう。
仮にこいつらを倒したとき、俺達に魔王を倒すだけの力があるのだろうか。
以下略
AAS
43
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/25(火) 23:57:10.20 ID:RqFldOwZ0
勇者が離れた後の戦士たちの戦況は目に見えて悪化した。
戦士は防戦一方となり、亡骸たちからの攻撃を防ぐことすらままならなくなった。
それは必然的に、治癒魔法を唱える僧侶の魔力を急速に奪うことにつながった。
分からなかった。
以下略
AAS
44
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/26(水) 00:01:22.08 ID:in9yJLro0
「くっ……ぐっ……!」
圧倒的な攻撃を受け、戦士の視界がゆがみ、全身の感覚が鈍っていく。
(ああ、ついに子守唄まで聞こえてきやがった……)
以下略
AAS
45
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/26(水) 00:03:34.71 ID:in9yJLro0
「あれ……? 亡骸たちは……?」
「浄化魔法です! 浄化魔法でみんな天に還りました!」
「えっ……? だってお前、浄化魔法なんて……」
以下略
AAS
46
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/26(水) 00:08:07.10 ID:in9yJLro0
フハハハハ
そんな会話は地響きのような魔王の高笑いによってかき消された。
「命もない抜け殻を倒しただけで感動するなど、おめでたいにもほどがあるわ」
以下略
AAS
47
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/26(水) 00:13:38.12 ID:in9yJLro0
「余興よ。我は人類に対し絶望を与えてから倒すのが礼儀と心得ている」
勇者の問いかけに、魔王は一呼吸を置いて答える。
「違うな」
以下略
AAS
48
:
◆B6Um3JY876
[saga]
2020/08/26(水) 00:20:42.22 ID:in9yJLro0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男「すげぇ……」
男「俺の伏線張る能力すげーーー!」
以下略
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