【ミリマス】 高山紗代子「あなたと一歩、近づける時間」
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7:名無しNIPPER[saga]
2020/08/23(日) 11:47:27.31 ID:ZPwxV11E0

『皆さんっ!今日は応援してくださって、本当にありがとうございました!』

 最後の挨拶を終えて、彼女が戻ってくる。ステージを降りてまっすぐに、俺へ向かって駆けてくる。

「プロデューサー!」
「お疲れさま、紗代子。いいステージだったぞ」
「はい!プロデューサー、私っ、わた……わぁっ?!」
「さ、紗代子?!」
「わ、たッ、わ、わわ……わぷッ!」
「おっとと!」

 たたらを踏んだ彼女の身体は、俺の腕の中にちょうど飛び込んできた。可もなく不可もなく、ぴったりとだ。

「大丈夫か?」
「は、はい、すみません。足が引っかかっちゃって」
「……うん、あの配線だな。挫いたりしてないか?」
「はい、大丈夫だと思います。でも、リハーサルの時は何もなかったはずなんですけど……」

 しかし、この距離でよかった。もう少し遠かったりでもしたら転んでたかもしれない。言いたくはないが絶妙に良い距離だ……まるで予め測ってあったかのように。



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