ハートの融点
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25: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2020/08/09(日) 23:41:53.23 ID:S7yVE8bX0



結局、私とプロデューサーが再集合することができたのは、空が薄ぼんやりとしてきた頃だった。
日中あれだけ猛威をふるっていた太陽は影も形もなく、代わりにぽつりぽつりと星が瞬いている。

一般的な花火大会であれば、もう打ち上げ始めていてもおかしくない時間だ。

集合時間ぴったりに現れた彼も同様の心配をしていたようで、開口一番「ほんとに行く?」と言う。

「んー。そうだね、やっぱり厳しいよね」

彼は私の言葉に肯定も否定も返さずに、ただただ気まずそうにしながら、どかりと足元にクーラーボックスを置いた。



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