162:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 20:06:45.79 ID:34E8RAEK0
パーン!!
「フグッ!!」
「な..なななななんてものを見せてくるんですか!?この変態!!ぶち殺しますよ!?」
激情に駆られた私は手に持ったスケッチブックで黒猫さんの顔を殴りつけていました。
ちょっと力を入れすぎたせいか、黒猫さんは地面にズテンという音を立てて転んでしまいます。
「くっくっく..口より先に手が動くのね..さすがよ..さすが我が魔眼に魅入られし逸材..!!」
「なにを言いたいのかさっぱりわかりませんが..あなたがとんでもない変態だということだけは伝わってきました。」
「新垣あやせさん..折り入ってお願いがあります..聞いていただけますか?」
黒猫さんは急に素の態度になると地面の上にきれいに正座し、私を濁り切った瞳で見上げてきました。
「な..なんですか?」
「アナタに一目あったときから惹かれていました..どうか...私を踏んでください!!」
「へ?」
黒猫さんが地面に頭を擦りつける見事な土下座を私に披露し、自分を踏んでくださいとお願いしてきたのです。
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