花丸「私の天使」
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49:名無しNIPPER[saga]
2020/07/12(日) 21:43:14.01 ID:qe4+sBJv0
翌日、花丸はにこにこ顔でヨハネの下を訪れた。

「ヨハネちゃん、風邪治ったよ!ずっと来れなくてごめんね。」

(違う。あれは風邪なんかじゃない。)

申し訳なさそうな表情の花丸に対して、ヨハネは雷に打たれたような顔をしていた。

奇跡が起きた?そんな馬鹿なことが起こるはずがない。

しかし、目の前の花丸を見ていると、そうとしか思えない。

事実、今にも消えそうだった花丸の命は、再び力強く動き出している。

「お花のかんむり置いてくれたんだよね。ありがとう!」

あれやこれやと考えを巡らせるヨハネとは対照的に、花丸はすっかり元気になったのか、無邪気に語り掛けてくる。

頭の上ではヨハネが昨日花丸に被せたシロツメクサが揺れていた。



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