13:名無しNIPPER[saga]
2020/06/26(金) 17:11:47.79 ID:W5lmC8VA0
千夜ちゃんと一緒に住んでいるマンションから15分ほど歩いた所に、比較的大きな公園がある。
見つけたのは、つい最近。
ランニングする人。犬の散歩をする人。誰かと電話しながら足早に歩くサラリーマンさん。
向こうの広場を見ると、子供達が遊具でキラキラと声を上げて遊んでいた。
水場の近くでは、近所のおばちゃん達と楽しそうに談笑している、外国籍っぽい女の子もいる。
こんな素敵な場所、もう少し早く知っていたらなぁ。
日除けがちょっと少ないのが玉にキズだけれど。
木陰のベンチに腰を下ろし、思い思いの時を過ごす人達をボンヤリと眺める。
皆が皆、自分の生を持っていて、その一端が今、私の目の前で交錯し合っている。
当たり前の事なんだけど、何だかとっても不思議な事。
複雑に絡み合いながら廻っている歯車の一端を、その世界の外側から垣間見ているみたい。
90Res/81.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20