41:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/18(木) 18:18:20.07 ID:n4MKx+790
だったら、最初から通じ合っていたんじゃないかと思う。それなのに、通じ合っているはずなのにすれ違う。
簡単なことのはずなのに難しくして、わかっていることのはずなのに見落としてしまう。それがどうしてなのかはわからない。
多分これも、この世に遍く存在する、いくら考えたって答えが出てこない問いかけの一つだ。
だとしたら、神様が七日目にサボったことが、よしとしてしまった間違いが、こういうものなんじゃないかと、そう思う。人間が人間である限り、どうやったって間違い続けてしまうこと。
誰かのために生きることはきっと美しい。僕たちはいつだって、そう教えられて育ってきた。
誰かのために自分を殺して、誰かの願いを叶えるために生きていく。それは奇しくも、アイドルという生き方を、あり方を選ぶのなら、どうしたって避けられないことなのかもしれない。
だとしても。
きっと迷いに迷ってどうしようもなくなったとき、最後に優先すべきものは一番近くにあるものなんじゃないか。
そんなことを考える。もちろん、それが許されないことだって世の中にはいくらでも転がっている。滅私奉公。そんな美徳の為なら自分の命の優先度だって提げても構わないと豪語する人間だって、掃いて捨てるほど存在している。
それでも、それが間違いだと言われても、最後に選ぶべきは、きっと自分の思ったことなのだ。
どうしたいかだけで、ただそれだけでいい。泣きたいときに泣いて、笑いたいときに笑って。
そして、歌いたいときに歌うように。
思えば、この時にきっと、決まっていたのかもしれない。
そこにいくつも後悔を残すことをわかっていても、きっと本番になっても未練を捨てられないことをわかっていても。
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