高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「紫陽花のカフェで」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:47:47.25 ID:vJp6Bzj50
――おしゃれなカフェ――

<ザーーーーー


北条加蓮「ふぅ……。もー、ジメジメしてやだ……。あ、こんにちは店員さん。藍子は来てる?」

加蓮「……外?」


……。

…………。


高森藍子「〜〜〜♪」

加蓮「いた。……何してんの、藍子? テラス席との出入り口で」

藍子「わ、加蓮ちゃんっ?」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:48:21.67 ID:vJp6Bzj50
レンアイカフェテラスシリーズ第122話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:48:51.62 ID:vJp6Bzj50
加蓮「びっくりさせてごめん……? こんにちは、藍子」

藍子「こんにちは、加蓮ちゃんっ。撮影、お疲れ様」

加蓮「お疲れ様でした」ペコ
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:49:21.80 ID:vJp6Bzj50
加蓮「何か面白いものでもあったの? 傘までさして、こんなところで。ジメジメしてるし、濡れるよ?」

藍子「大丈夫。傘をさしているのは店員さんに勧められたからなんです」

藍子「屋根の下にいればきっと濡れることはありませんけれど、風が吹いたら冷たくなっちゃうからって」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:49:52.74 ID:vJp6Bzj50
加蓮「……別に。たまーに、本当にたまになんだけど。どうやったら藍子みたいに、そんなに嫌いな物を好きになれるのかなって思って、イラつくことさえあって――」

加蓮「って、別に藍子は雨が嫌いじゃなかったよね」

藍子「そうですね。……嫌いなものは、嫌いなままでも……無理に好きになろうとするよりは、自分を認めちゃうのもいいかもしれません」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:50:21.34 ID:vJp6Bzj50
<トントントントン
<トントントントン

加蓮「傘と雨の音……」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:50:51.50 ID:vJp6Bzj50
加蓮「そのオフの日に虹が見えなかったらどーすんの、っていうか虹なんてそうそう見え――」

藍子「見つかるまで、帰しませんっ」

加蓮「……それはさすがにPさんに迷惑じゃない?」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:51:52.35 ID:vJp6Bzj50
>>6 下から5行目、加蓮のセリフを一部修正させてください。申し訳ございません。
誤:加蓮「今年も梅雨だねー」
正:加蓮「今年も、本格的に梅雨だねー」


以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:52:22.00 ID:vJp6Bzj50
加蓮「そういえば藍子はここで何してたの? しゃがみこんで」

藍子「私ですか? 加蓮ちゃん、こっちこっち。こっちから、ここっ。カフェの外壁にそった場所を見てみて?」

加蓮「んー?」(身を乗り出す)
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:52:53.32 ID:vJp6Bzj50
加蓮「植木鉢とお花、店員さんが用意したのかな」

藍子「そうみたいですよ。カフェに入った時に、店員さんに言ったんです。テラス席に綺麗な紫陽花が咲いていますね♪ って」

加蓮「ふぅん?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:53:21.34 ID:vJp6Bzj50
加蓮「ちょっとでも明るくなってほしい、って思って置いた紫陽花の花。やってきた藍子が、楽しそうにしていたから……あ、もしかして効果アリかな? なんて思って、店員さんも嬉しがったのかな……って」

藍子「そうなのかな……」

加蓮「まるで、アイドルみたい」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:53:50.97 ID:vJp6Bzj50
加蓮「店員さんのアイディアを借りて、事務所にも持ち込んでみる? 紫陽花の植木鉢」

藍子「いいですねっ。最近、雨続きで、事務所全体がちょっとどんよりしているみたいだから……。お布団も、干せませんし」

加蓮「……雨に対する悩み事が女子高生っていうよりお母さん臭くない?」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:54:21.72 ID:vJp6Bzj50
加蓮「……凛の花屋に買いに行ってもいいんだけど、それでやろうとしてることがバレたら恥ずかしいし、他の花屋にしようよ」

藍子「いいですけれど……事務所に行った時に加蓮ちゃんが紫陽花を持っていたら、その時にバレてしまうんじゃ?」

加蓮「あー……」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:54:50.85 ID:vJp6Bzj50
藍子「加蓮ちゃん。照れくさくても恥ずかしくても、そういうのはちゃんと、加蓮ちゃんがやりましょう?」

加蓮「……それはそうかもしれないけど……あれ?」

藍子「?」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:55:21.08 ID:vJp6Bzj50
<トントントントン
<トントントントン

藍子「〜〜♪」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:55:51.31 ID:vJp6Bzj50
藍子「あの、加蓮ちゃん。とても言いづらいことなんですけれど……」

加蓮「んー?」

藍子「……実は私も、加蓮ちゃんが濡れるといけないと思って、加蓮ちゃんの分のタオル、持ってきちゃいました」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:56:21.12 ID:vJp6Bzj50
加蓮「で、ここに来て藍子からの分が1枚増えました……」

藍子「ご、ごめんね? ……あっ。それならこのもう1枚のタオルは、今度、加蓮ちゃんが困った時まで取っておきますね。もちろん、濡れたり困ったりしないのが1番でしょうけれど……」

加蓮「レッスンの後に汗を拭く時だって使えるもんね。じゃあ、そうしてくれる?」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:56:51.39 ID:vJp6Bzj50
<トントントントン
<トントントントン

藍子「〜〜♪」

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:57:21.37 ID:vJp6Bzj50
「あはは、仰る通りで……。でも、加蓮さんのことも、すごく綺麗に見えましたよ」


加蓮「はぁ?」

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:58:21.20 ID:vJp6Bzj50


□ ■ □ ■ □


以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/14(日) 18:58:51.56 ID:vJp6Bzj50
加蓮「何食べる?」

藍子「じゃあ――あれ? 限定メニューがまた増えてる……?」

加蓮「この前はライチのブレンドジュースだっけ?」
以下略 AAS



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