【リトバス】理樹「ストーカーに狙われるようになった」
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12:名無しNIPPER[saga]
2020/06/14(日) 05:01:52.81 ID:DqlrKPBh0
クド「………リ、リキ…あの……」

理樹「シッ、喋ったら見つかるよっ…」

クド「は、はいぃ…」

理樹(僕らは急いで店の別の席に移動させてもらった。ストーカーはあの後僕らの予想通りこっちに向かってきたのでもう外に出るという選択肢はなかった。だから2階から降りて1階の奥の席でそれぞれメニュー表で顔を隠す事にしたのだった)

理樹「…………っ」

理樹(恭介達にはメールで席の位置とストーカーに見つかった事を伝えた。もうここからはストーカーに見つかるか恭介達に見つけてもらうかのどちらかだった)

理樹(幸い一階の方が人は多く、上手く紛れているように見える。恭介ならもっと上手い方法を見つけるかもしれないがこのパニック状態の僕にはこれが精一杯の案だった)

クド「ハァ…ハァ…っ」

理樹(クドの緊張が怖いくらい伝わった。仮にあの男が目の前に来たなら僕がなんとしてでもクドは守らなきゃいけない。実際ストーカーには詳しくないのでああいう人間が出会ってすぐ直接的な暴行をしてくるかは分からないが、万が一の時は僕が勇気を奮わなくちゃならないんだ)

チャリーン…

クド「ううっ…!」

理樹(店の入店音がこれほど怖かったことはあるだろうか?全身の毛が逆立った。両手は血流が激しく流れているのが分かるほどジンジンする)

理樹「………っ」

理樹(とても様子を見たいが絶対に許されない。こちらから見えるということは向こうからも見えるからだ)

「「〜〜〜〜〜!」」

理樹(店中のガヤで状況がまったく掴めない。時折りテーブルのすぐ向こうにいるクドの気配すら感じられない時すらある。もしかしたら、すぐ目の前にあのストーカーが立っていても……)

ガシッ

理樹(その時、僕の肩に手が乗った)

理樹「うわあっ」

理樹(慌ててその手の方を向くと……)

謙吾「俺だ理樹」

理樹「け、謙吾!」

恭介「真人、階段の方見とけよ」

真人「大丈夫、やっこさんはまだ降りてきてねえ」

クド「み、皆さん……来てくれたんですねっ」

理樹「恭介っ……」

恭介「まだ安心するのは早い、店を出るぞ……っ」


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