【リトバス】理樹「ストーカーに狙われるようになった」
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13:名無しNIPPER[saga]
2020/06/14(日) 05:45:02.71 ID:APrdI3nN0
理樹(そういうと恭介と謙吾はクドと僕を間にして列を成すように先導した。真人は一番後ろでストーカーがこっちに来ないか見張りながら僕らの後を追う)

恭介「よし、出るぞ」

理樹(店の出入り口までたどり着いた時だった)

真人「まずい、こっちに気付いたっ…降りてきたぞ!」

恭介「構うな!走るぞ!」

理樹(恭介を無視して思わず振り返った)

ストーカー「………!」

理樹(やはり異様だった。このありふれた空間の中であの存在だけが浮いて見えた。他の客や店員の中であの男に気付いた誰もが一度見るとそのまま取り憑かれたように見つめていた。その理由は恐怖や好奇心など様々だったが)

チャリーン…





街道

恭介「こっちだ!」

理樹「えっ、そっちは駅の方向じゃないよ!?」

恭介「分かってる!」

理樹「ええっ!?」

理樹(恭介の向かう道は大きな車道の方だった。こっちはあまり詳しくはないが確か避難できそうな場所はなかったはずだ)

真人「うお!こっち向かってるくるぜ!」

理樹(やはりストーカーは追ってきた。少しだけ距離は空いていたが1分もしないうちに追いつかれる所だった)

恭介「真人!謙吾!」

謙吾「おう!」

ヒョイッ

クド「わ、わふー!?」

理樹(恭介の合図で謙吾がクドを担ぐように持ち上げた!)

理樹「ええっ!?」

真人「よっしゃあ!」

理樹(そのまますかさず僕もいきなり宙に浮いたかと思ったら真人にクドと同じく米俵を担ぐような要領で持ち上げられた)

理樹「嘘でしょ!?」

恭介「このままエスケープだぜ!!」

クド「なぁぁ〜〜!」

理樹(恐ろしい事に2人は僕らを持ち上げているにも関わらずさっきと同じ……いや、むしろ早いくらいの勢いで走り出した!)

ストーカー「……………」

ダダッ

理樹(しかし男の方も本格的にこちらを追い出した。想像していたとはいえ、本気でこちらを追う姿はとても恐ろしく見えた)

理樹「まずい……!」

理樹(流石の真人と謙吾でも僕らというハンデを負いながら引き離すのは無理がありそうだった。最初だけ引き離していたが、徐々に間隔を詰められつつある)

理樹「な、なんで駅の方にいかないの?このままだと追いつかれちゃうよ!」

恭介「いや!こっちでいい、こっちで合ってる!」


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