17: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:55:11.32 ID:U1swVBcn0
「私、寂しかったんです」
くぐもって聞こえることを差し引いても、聞いたことのない声音だった。もしかすると、今の麗花は見たことのない顔をしているのかもしれない。けれど振り返れない以上それを見ることはできない。
「プロデューサーさんと全然お話できなくて、全然会えなくて、寂しかったんです。プロデューサーさんがいつも飲んでるコーヒーを飲んでも、ただ苦いだけでした」
18: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:55:37.83 ID:U1swVBcn0
だって、後ろを向いたままでは麗花を抱きしめられないから。
19: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:56:16.71 ID:U1swVBcn0
「ぷ、プロデューサーさん……?」
麗花は驚いている。思えば麗花に抱きつかれることはあっても自分から抱きしめることはなかった。本当は、もっと早くこうするべきだったのかもしれない。
「大丈夫だ、麗花。もう大丈夫。ここ最近は、ちょっとタイミングが合わなかっただけなんだ。もう仕事の山は越えたから、明日からは普通に会える」
20: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:57:05.92 ID:U1swVBcn0
「私、プロデューサーさんと一緒にご飯を食べたいです」
「ああ」
「一緒に、ドライブしたいです」
21: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:58:53.26 ID:U1swVBcn0
おしまい
これを完成させるにあたってたくさんの方にご協力いただきました。この場でお礼申し上げます
あとで渋にも上げます
22: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:59:55.40 ID:U1swVBcn0
お茶とかコーヒーの淹れ方は諸説あるよ
23: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2020/05/19(火) 18:29:35.19 ID:65sULGF90
麗花唐突にドキッとすること言うからヤバい
乙です
北上麗花(20) Da/An
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24:◇ncieeeEKk6[sage saga]
2020/06/17(水) 00:56:34.16 ID:IQKpIT+k0
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