【ミリマス】あなたの温度、幸せの温度
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20: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:57:05.92 ID:U1swVBcn0
 「私、プロデューサーさんと一緒にご飯を食べたいです」

 「ああ」

 「一緒に、ドライブしたいです」

 「いいじゃないか。2人で交代しながら運転しよう」

 「……いいんですか? お願いは、もうしちゃったのに……」

 「いいんだよ。言ったじゃないか、“明日からは普通に会える”って」

 「プロデューサーさん」

 「ああ」

 「……私、幸せです」

 その言葉には、より強く抱きしめることで返事をした。麗花からも同じ答えが返ってきた。
 やがてお互いの間に言葉はなくなって、ただ時計の秒針だけが鳴り響いている。熱は際限なく高まっていって、いつの間にか、この熱がどちらのものなのかわからなくなっていた。



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