高森藍子「加蓮ちゃんの」北条加蓮「膝の上に 3回目」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:01:30.32 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「コラム、どう? 何か感想とか、ファンレターとかリプライとかもらった?」

藍子「おかげさまで、たくさんの感想を頂きました!」

加蓮「おー」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:02:00.55 ID:0Ruh7GEn0
藍子「きっと、日記帳でも何でも、自分の1日あったことを振り返ることって、いいことだと思うんです」

藍子「嬉しかったことや、初めて見つけたものとか……そういうことのって、思い出さないと忘れてしまうことがありますから」

藍子「何か嬉しいことがあったけれど、詳しいことは覚えてない……なんてなったら、なんだか寂しくなっちゃいますもんね」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:02:30.32 ID:0Ruh7GEn0
藍子「私の日記コラムを読んでくださった皆さんも、ときどき、立ち止まることができるようになったら――」

藍子「それで少しでも、自分をほめてあげられたり、認めてあげられたりしたら……穏やかな気持ちになれたら、私はすっごく嬉しいですっ」

加蓮「……、……」ナデナデ
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:03:00.16 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「じゃあ藍子がファンの皆に影響を与えて、その藍子は私から影響を受けてる訳だ」

藍子「そういうことですね♪」

加蓮「そっか。そっかそっかー……ふふっ。これはそこそこの対価を要求していい感じっぽいねー」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:03:30.09 ID:0Ruh7GEn0

□ ■ □ ■ □


加蓮「藍子。また上着がずり落ちそうになってる」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:04:00.07 ID:0Ruh7GEn0
藍子「見つけた時にはつい手に取って、すぐにレジへ向かってしまいました」

加蓮「衝動買いだ」

藍子「もうちょっと選ばなくていいの? って言われたけれど、もうこれ以外に考えられなかったんです……」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:04:30.13 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「ちょっとやってみせてよ。こう、気合が入ってます! みたいな顔」

藍子「そうですね〜」

藍子「……ぐ!」プクー
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:05:00.04 ID:0Ruh7GEn0
藍子「そんなにこの上着が気になるのなら、少し着てみますか? 私と加蓮ちゃん、背の高さが同じだから、加蓮ちゃんにも着られると思いますよ」

加蓮「……気に入ってたんじゃなかったの?」

藍子「気に入ったから、です♪」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:05:30.39 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「何か注文していい?」

藍子「はい。いいですよ」

加蓮「そしたら店員さんがこっち来て、膝枕されてる藍子が見られちゃうことになるけど」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:06:00.38 ID:0Ruh7GEn0
藍子「日記コラムの感想をいっぱい頂いて、ひととおり読ませて頂いてから、自分でも書いたものを読み返してみたんです。……すこしだけ恥ずかしかったりもしましたけど」

加蓮「あはは……」

藍子「でも、そうしたら今までの加蓮ちゃんとのことをもう1回思い出すことができて――」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:06:30.29 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「藍子がここにいたいならずっと膝枕はしてあげるけど、無理しなくていいよ。私は逃げたりしないし……。だから藍子も、何か注文していいんだよ?」

藍子「そうですね。それなら……あとで必ず、またしてくれますか?」

加蓮「はいはい。するってばー」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:07:00.26 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「それに、何? そのナレーターっぽいセリフ」

藍子「自分を紹介したり、説明したりするナレーターですね。ひとり芝居、と言うのでしょうか」

加蓮「自分の心境とか行動とかを自分で説明するのだよね。あれも1回やってみたいなぁ」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:07:30.17 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「やったことないからやってみたいっていうのもあるし、そういう風に説明したらいっぱい見てもらえそうかな? って思うの」

加蓮「ほら、ひとり芝居だから他の出演者もいないし? 客席の目、ぜんぶ加蓮ちゃんが独り占めだねっ」

藍子「確かにっ。逆に、それだけ注目されると緊張もしてしまいそうですね」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:08:00.92 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「あははっ……。今はどうしてもやりたいって程じゃないけどさ。やりたいって思った時には、今の藍子の言葉を思い出すようにするね。藍子のポジティブなとこ、まだまだ見習わなきゃ」

藍子「それなら私は、加蓮ちゃんの――」

加蓮「イタズラが好きなとこ、もっと見習っていいよ?」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:08:30.03 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「ふふっ。どっちだろうね? で、何か注文しよっか」

藍子「そうでしたね。……お、起き上がらなきゃ、メニューが見れませんよね。うぅ〜」

加蓮「ひとり芝居はまたにして、今は私がナレーターをしてあげる」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:09:00.28 ID:0Ruh7GEn0
藍子「メニューは――」パラパラ

藍子「あっ。前におしゃれになっていた写真や説明が、元に戻っています」

加蓮「ん? ホントだー。こっちの方がここのカフェっぽくていいねっ」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:09:30.39 ID:0Ruh7GEn0
……。

…………。

加蓮「それでその時に――っと、店員さん。ありがとー」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:09:59.99 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「梅雨の準備大福……準備って、そーいうことなんだ」

藍子「白い大福の上に、ちいさな傘のような葉っぱがすえられていて……梅雨の準備とは、傘を用意するってことなんですね。それにこれ、私の分と加蓮ちゃんの分で、色も違うみたい♪」

加蓮「私のが藍色、で藍子のが深緑色なんだ。合わせてくれたのかな」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:10:30.14 ID:0Ruh7GEn0
藍子「もぐもぐ……」

加蓮「……うんっ。大福。あんこたっぷりで美味しー♪」

藍子「ちょっとだけ、お茶の風味が入っているみたいですね。梅雨の日みたいに、しっとりとした味……でも、同時に今の時期の、深緑の葉って感じもしますっ」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:11:00.75 ID:0Ruh7GEn0
藍子「ふう……。ごちそうさまでしたっ」

加蓮「え、もう? 早くない。ゆるふわはどこに置いてきたのよー」

藍子「ほんのちょっとの間だけ、封印してしまいました。ってことで……加蓮ちゃんっ」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:11:30.25 ID:0Ruh7GEn0
加蓮「そうだ。私の方からPさんに報告しちゃおっかな。藍子がいっぱいお菓子食べてたからレッスン増やしてあげてー、って」

藍子「もうっ、加蓮ちゃん!」

加蓮「あはははっ! うんうん。やっぱりこうでなきゃっ」モグモグ
以下略 AAS



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