高森藍子「加蓮ちゃんの」北条加蓮「膝の上に 3回目」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/17(日) 18:02:00.55 ID:0Ruh7GEn0
藍子「きっと、日記帳でも何でも、自分の1日あったことを振り返ることって、いいことだと思うんです」

藍子「嬉しかったことや、初めて見つけたものとか……そういうことのって、思い出さないと忘れてしまうことがありますから」

藍子「何か嬉しいことがあったけれど、詳しいことは覚えてない……なんてなったら、なんだか寂しくなっちゃいますもんね」

藍子「ときには、悔しかったことや寂しかったことを思い出してしまうかもしれませんけれど――」

藍子「それならそれで、いいなって思うんです」

藍子「なんとなくなかったことにすると、そのうち思い出しちゃうことがあるから……」

加蓮「……私みたいに、か」

藍子「はい。ときどき嫌な出来事思い出していた頃の加蓮ちゃんみたいに」

加蓮「もう……。今はやめたからいいでしょ?」

藍子「駄目だなんて言っていませんよ。それに……加蓮ちゃんだって、そうやって振り返ったからこそ、乗り越えてきたじゃないですか」

加蓮「それは藍子が引きずり出して、聞いてくれてたからだよ……」

藍子「でも、加蓮ちゃんが振り返ろう、向かい合おう、って思わないと、何も変わらなかったことだと思うんです」


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