阿良々木暦「僕がひたぎさんを嫌う未来なんてない」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:09:40.13 ID:Gzf81c1XO
「今日は阿良々木くんのお尻を開発します」
「唐突だな」
両親も妹も不在だった、ある日のこと。
自宅に遊びに来ていた交際相手の戦場ヶ原ひたぎが突如僕の尻穴の開発に乗り出した。
これまで僕は自分の尻の穴の可能性というものついてそれほど深く考えたことはなく、単なる排泄器官としてこれからも末長く使っていくのだろうと漠然と思っていた。
とはいえ、知識としてならば他の使い道があるらしいということは知ってはいたのだが、怠慢な僕はそれを実際に試したことはなく、ましてや試そうと考えたことすらなかった。
「というわけで、まずは浣腸をしましょう」
浣腸。
要するに、尻から直接下剤をぶち込む行為。
字面的には恐ろしいことこの上ない蛮行ではあるものの、便秘に苦しむ人々にとってはまさになくてはならない特効薬である。
「阿良々木くんは浣腸したことがある?」
「小さい頃にあるかな。覚えてないけど」
「その時に処置した看護師が羨ましいわ」
どういう意味だろう。複雑な気持ちになる。
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:12:26.84 ID:Gzf81c1XO
「なによ、不満そうな顔をして」
「いや、なんか今の僕の尻穴を否定された気がしてさ。これでも綺麗にしてるんだけど」
不満を口にすると戦場ヶ原はくすりと嗤い。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:14:41.47 ID:Gzf81c1XO
「さて、そろそろいくわよ」
「ああ。覚悟は出来てるよ」
「それじゃあ、お尻をこちらに向けて」
言われた通り、尻を向ける。すると彼女は。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:16:23.96 ID:Gzf81c1XO
1分経過。
「せ、戦場ヶ原、もう無理。トイレに……」
「ダメよ。まだ1分しか経ってないわ」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:18:02.33 ID:Gzf81c1XO
2分経過。
「せ、戦場ヶ原さん……助けてっ」
「ええ。もちろん、助けてあげるわ」
「っ……じゃあトイレに行かせてくれ!」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:19:28.84 ID:Gzf81c1XO
3分経過。
「ひ、ひたぎさん……? 今、なんて……?」
「あら、名前で呼んでくれるの? 嬉しいわ」
「どういたしまして……じゃなくて!」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:21:25.57 ID:Gzf81c1XO
4分経過。
「阿良々木くんが悦んでくれて嬉しいわ」
思わず愉悦を溢した僕を見て、満足そうに微笑む戦場ヶ原があまりに綺麗だったから。
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