アルコ&ピース酒井「Black Savanna」
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21: ◆z.6vDABEMI[saga]
2020/05/05(火) 20:09:36.37 ID:z3oD1mZbo
だけどなんで今、と質問しようとしたところ、その答えはこちらからわざわざ聞くまでもなく返ってくる。

「一ヶ月前位かな。晩酌しようと思ったら酒が無いのに気付いたから、夜だけどコンビニ行ってくるわって嫁に言って、家出たのよ。したら、その行きの道で、見たんだよ」

「白いガキすか」

「そう。お前が言った通りな、白くて、つるっつるした素材の服着てさ。……その前も何回か見てたんだけど、あんなはっきり見えたの初めてで」

「え?その前も、すか?」

意外だった。そんなのおくびにも出さないから、気付かなかった。
……ああ、それで白いガキにやたらと食い付いてたのかと合点が行く。自分が見たもんが幻なのか、それとも本物だったのか、重要な部分を見極めたかったんだろう。

「うん。でもさ、怖いじゃん。お前も言ってたけどさ、周りの人も気付いてないっぽいし、周りにそれ訴えても遂に虚言症になったか、診断書出されなきゃなんないのかな、ってなるじゃん」

や、今でも充分貰えると思いますけどね、そう言うの。仕事の為とはいえさすがにオレも焦る時あるし。と言うのは野暮なんで飲み込んで。

「だから何なんだろうなぁ、って見てたの。そしたら俺の方見て指差すわけ。……ん?ってなって。でもよく見たら俺を指してるわけじゃあ、ないの。なんだろ、って見回すだろ」

「はい」

「いたの」

「何がすか」

「白いネズミみてぇなのが」

ネズミ?
突然のネズミ。
え、なんで?

「ネズミ?」

本当に突拍子もないネズミの出現にオレもたまらず声が裏返る。だって。今までの話でネズミ出てくる要素、なかったじゃん。


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