262:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:46:19.54 ID:7gnP6kF90
「……加蓮?」
「聞こえた事。Pさんは、ある?」
「……いや――」
反射的に首を横に振ろうとして、彼はこちらを見つめる瞳に気が付きました。
先ほどまでの弱さの色が消え、知性の光を再び灯し始めた瞳に。
即席の言葉を打ち捨てて、彼もまた考えを巡らせます。
今、加蓮のこの言葉へ答える為にプロデューサーで在り続けたのだと、
彼はそう確信していました。
「――思い出した」
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