252:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 19:51:45.84 ID:7gnP6kF90
「……お。加蓮、」
ひとまずの出番を終えたみんなは一足先に控室へと戻っていました。
休憩に戻ってきた加蓮と卯月を見て、奈緒がすぐに椅子から立ち上がります。
253:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:02:26.63 ID:7gnP6kF90
美嘉が叱ってくれて、
卯月が話してくれて、
プロデューサーが聞いてくれて。
254:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:03:13.36 ID:7gnP6kF90
……。
255:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:03:54.25 ID:7gnP6kF90
…………うん。
256:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:04:46.21 ID:7gnP6kF90
ちょっと、深呼吸してみましょうか。
257:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:05:31.00 ID:7gnP6kF90
「…………ぁ、え?」
258:名無しNIPPER[sage]
2020/05/10(日) 21:14:36.01 ID:7gnP6kF90
人は誰しも、自分がただの端役なんじゃないか、
数居る演者の一人に過ぎないんじゃないかと、そう思えてならない時期があります。
貴女にも、少しは心当たりがあるとは思いますが。
259:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:20:57.77 ID:7gnP6kF90
「……買い被り過ぎ。私は、
卯月や、奏や……みんなみたいな主人公なんかじゃ、ないよ」
260:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:27:22.49 ID:7gnP6kF90
それきり、男とも女とも、子供とも大人ともつかない、
妙な声は聞こえなくなりました。
261:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:34:30.28 ID:7gnP6kF90
――大丈夫。あなたが育てたアイドルだよ。
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