261:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 21:34:30.28 ID:7gnP6kF90
――大丈夫。あなたが育てたアイドルだよ。
一流のアイドルなら、きっとそんな風に答えて彼を微笑ませるのでしょう。
でも、怯えて、泣いて、もがいて、これからだって戦い続ける加蓮に、
そんな綺麗な台詞は言えませんでした。
だから彼女は、また考えを巡らせました。
今まで数々の困難をやっつけてきた、その優れた武器を以て、返すべき言葉を探し当てます。
「神様の声って、誰にでも一度だけ聞こえるんだって」
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