もしもし、そこの加蓮さん。
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249:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 19:29:03.46 ID:7gnP6kF90

 『お。コップ半分の水? 私以外そっち派かー』

 『コップ……えっと、何ですかそれ?』

 『あ、ううん、気にしないで。卯月はみんなに可愛がられてればそれでいいから』

 『何ですかそれー!』

 『せーのっ、卯月かわいーっ!』

投げた声が三千倍になって帰ってきました。
爆笑する加蓮の隣で卯月がわたわたと頭を下げ、
盛大な拍手と笑い声が巻き起こります。


頬を膨らませてじとりと視線を向けてくる卯月を爽やかに無視して、
加蓮が再び会場へ語りかけました。

 『さてさて。ここで三十分の休憩だよ。みんな騒ぎ疲れちゃったでしょ?
  でも、後半はもっとブチ上がってもらうから、覚悟しておいてね?』

 『会場の温度も上がってます! しっかりと水分補給をしてくださいね!』

 『それじゃあまた三十分後。
  もし加蓮ちゃんが恋しかったら、泣いちゃってもいいからね? 分かったひとー』


はーいっ!


ほとんど怒号のような返事が響いて、加蓮はまた笑ってしまいました。



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