もしもし、そこの加蓮さん。
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133:名無しNIPPER[saga]
2020/05/06(水) 23:33:18.12 ID:EfLG+Erp0

水も滴る良い加蓮が振り向きます。
こちらを見ていた彼と視線が合いそうで合いません。

やや、下を向いていたので。

 「視線がやらしい」

 「アイドルなんだ。少しずつ慣れてくれ」

 「あ、やらしいのは否定しないんだ」

 「男の子だからな」

 「十年早く言いなよ」


昔の事は昔の事。
加蓮は今やすっかり健康体でした。
年頃の少女らしくごく健全に発育して、不健全な視線を集めてしまうくらいには。


 谷間は、見せ得。


そう強く、強く主張する美嘉に言われるまま見繕った、フリル飾りの水色ビキニ。
鎖骨のくぼみに溜まっていた水滴を人差し指で弾くと、
伸ばした指先へ釣られるようにして彼の視線も泳ぎました。


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