泉瑛太「美緒は……鼓動が早いんだな」夏目美緒「全部……瑛太のせいだから」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:48:00.54 ID:Mrzn4AAcO
「ごめん……余計なこと言った」

思わず眉を顰める。余計なこと?
余計なことって、どういう意味?
泉は真剣に、何かを伝えようとしていた。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:50:45.27 ID:Mrzn4AAcO
「泉先輩におしっこかけてもいい?」
「だめ」

私を呼び出した彼女は、小宮恵那。
同じ高校に通うひとつ下の後輩だ。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:52:40.65 ID:Mrzn4AAcO
「関係ないって……なに?」
「か、会長……ひとまず、落ち着いて」
「小宮さんは黙っててっ!」

自分の怒声に自分で驚く。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:54:17.13 ID:Mrzn4AAcO
「で、なに?」
「それはこっちの台詞なんだけど」

小宮さんを帰らせた泉がいけしゃあしゃあと要件を尋ねてきたので、私は説明を求めた。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:56:35.89 ID:Mrzn4AAcO
「で、俺と小宮がどうかした?」
「小宮さんのことを、その……」
「だから、なに?」
「泉は……どう、思ってるの……?」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:58:16.49 ID:Mrzn4AAcO
「なあ、夏目」
「……なによ」
「どうして、泣いているんだ?」

言われて気づく。知れず、涙が流れていた。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 22:59:58.74 ID:Mrzn4AAcO
「写真を撮ったんだ」
「写真って、どんな?」
「あいつと一緒に、映った」

小宮さんと泉は写真を撮ったらしい。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 23:01:56.48 ID:Mrzn4AAcO
「泉、ちょっと動かないで」
「えっ?」
「私も膝の上に、乗るから」

言うより早く私は行動した。彼の膝に跨る。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 23:03:49.95 ID:Mrzn4AAcO
「み、美緒……膝から降りてくれ」
「じゃあ、次は肩車にする?」
「み、美緒さん……? もう勘弁して」
「勘弁……してあげない」

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 23:05:18.61 ID:Mrzn4AAcO
「はむっ」

躊躇いは一瞬。思いきって彼の耳朶を喰む。

「あぐっ!?」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 23:07:05.33 ID:Mrzn4AAcO
「くそっ……夏目、よくも……!」
「美緒って呼んでって言ったでしょ?」

ああ、糞を漏らした瑛太の怨嗟が心地良い。
今だけは特別に優しくしてあげられる。
以下略 AAS



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