泉瑛太「美緒は……鼓動が早いんだな」夏目美緒「全部……瑛太のせいだから」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/19(日) 23:03:49.95 ID:Mrzn4AAcO
「み、美緒……膝から降りてくれ」
「じゃあ、次は肩車にする?」
「み、美緒さん……? もう勘弁して」
「勘弁……してあげない」

ふんだ。誰が許すものか。断固、拒否する。
瑛太は女の子のことを全然わかっていない。
小宮さんはともかく私はそう簡単ではない。

「じゃあ、どうすればいい?」
「まずは自分で考えるべきじゃないの?」
「それもそうか……わかった」

こちらの指摘を素直に受け取り彼は顎に手をやって真剣に悩み始めた。思わず見惚れる。
その横顔が、あまりにも魅力的だったから。

「瑛太」
「いま考えてるから」
「うん。わかってる」

本当に、彼が熟考していて良かった。
こんな火照りきった顔は見せられない。
それにここまで隙だらけな彼は珍しい。
だからこそ、私は泉瑛太にトドメを刺せる。


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