32:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 16:56:11.23 ID:O0jAO63X0
しかしそれでも鬼は生きているのでだんだんお腹が空いてきます。だんだん寂しくなってきます。
けれどもこの村にはいつの時代も、優しい男の子がいます。彼らが婿に来てくれるから、鬼は寂しくないのです。
だから鬼は感謝の思いを込めて村人たちに真っ赤な池の水を贈るのです。
鬼はいつまでも彼らとずっと一緒。寂しい思いをすることはもう二度とありません。
だって、みんながいるから。
めでたし、めでたし――。
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