高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「春隣のカフェテラスで」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:42:41.51 ID:uhIVLMlB0
――おしゃれなカフェテラス――

北条加蓮「やっほ、藍子」

高森藍子「〜〜〜♪ ……あっ。こんにちは、加蓮ちゃんっ」

加蓮「店員さんが、藍子ならこっちにいるって言ってて。テラス席なんだ」

藍子「はい。今日は、こっちですよ」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:43:38.29 ID:uhIVLMlB0
レンアイカフェテラスシリーズ第108話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:44:06.95 ID:uhIVLMlB0
藍子「……もしかして、加蓮ちゃん。まだ、もうちょっとだけ、寒い?」

加蓮「だから心配ばっかりすんなっ」

藍子「ふふ。ごめんなさい」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:44:35.14 ID:uhIVLMlB0
藍子「私、今日は晴れるといいなって思っていたんです」

加蓮「ふうん?」

藍子「ほら、昨日まで雨が降っていて……。今日は、加蓮ちゃんとここに来る約束だったから」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:45:04.42 ID:uhIVLMlB0
藍子「今日、来た時に店員さんがテラス席の方にいて」

藍子「すぐに私のことに気付いてくれて、ぱたぱたってお店の中に戻って――」

加蓮「そこは物陰に隠れて眺めるところでしょ」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:45:35.28 ID:uhIVLMlB0
加蓮「濡れた場所を、って言うけどさ。木の椅子とかテーブルとか、完璧に乾いてるじゃん。どうやったんだろ」

藍子「それは、私もどうやったのかなって思いました。店員さんに注文をする時に聞いてみたら――」

加蓮「聞いてみたら?」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:46:05.63 ID:uhIVLMlB0
加蓮「くくく。藍子なら、無言でじーと見つめるだけで店員さんの方から喋ってくれると思うんだけどなー」

加蓮「それに、藍子も気にならない? びしゃ濡れになった木の素材の物を一瞬で乾かす方法」

藍子「それは……。そう言われてしまうと、気になってしまいます」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:46:36.64 ID:uhIVLMlB0
藍子「……無言で、じ〜、と見つめる……」

加蓮「?」

藍子「加蓮ちゃん」
以下略 AAS



9:※前回の第107話[sage saga]
2020/03/01(日) 18:47:05.90 ID:uhIVLMlB0
藍子「こういうのは、なかなかうまくできませんね」

加蓮「やろうと思ってはみたんだ」

藍子「はい。今の加蓮ちゃんのお話で……ほら、この前の、演技のお話」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:47:35.64 ID:uhIVLMlB0
加蓮「この前さ、Pさんとミーティングしててね。だいたいその時に決めないといけないこととか話さないといけないこととか終わらせた後に、どーでもいい話をしたりするの」

藍子「どうでもいいお話」

加蓮「どこそこでポテト食べたー、とか、Pさんが昔の懐メロ? を久しぶりに聞いてみたとか、ホントにどうでもいい話」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:48:05.39 ID:uhIVLMlB0
加蓮「とにかく。いつもはそんな感じなんだけど、この前のミーティングの時にPさんずーっと堅い感じで」

藍子「ふむふむ」

加蓮「終わった後に、こう、いつも通りにーって感じじゃなかったから、何かあったの? って聞いてみたんだ」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:48:34.91 ID:uhIVLMlB0
藍子「…………」ポカーン

加蓮「……え、何。大きく口を入れて。春っぽい風でも送ってほしいの?」

藍子「あ、いえ……。その……。ふふっ♪」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:49:04.77 ID:uhIVLMlB0
藍子「それで、他にも……ほら、今までやったことのない、演技? にも挑戦してみたいなぁ、なんて!」

加蓮「ふふっ。アグレッシブー」

藍子「加蓮ちゃんからお話を聞く時には、頑張って、いろいろな言葉を使ったり、考え方を使ったり……とにかく、お話していたじゃないですか」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:49:35.53 ID:uhIVLMlB0
藍子「じぃ〜」

加蓮「…………」

藍子「じいぃ〜」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:50:05.42 ID:uhIVLMlB0
加蓮「はぁ……。……ん?」<カランカラン

藍子「店員さんっ。こんにちは。はい、この通り、加蓮ちゃんが来てくれましたよ」

加蓮「こんにちは、ゲストの加蓮だよー」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:50:34.78 ID:uhIVLMlB0
加蓮「何にしよっかなー……」

藍子「加蓮ちゃんが、今飲みたそうにしているものは――」パラパラ

加蓮「自分が飲みたい物で決めなさいよ……。あ、そうだっ。私1回言ってみたいセリフがあったんだっ」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:51:05.27 ID:uhIVLMlB0

□ ■ □ ■ □


藍子「注文、よかったんですか?」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:51:35.38 ID:uhIVLMlB0
藍子「店員さんとお客さんには、あとで謝りましょうね?」

加蓮「店員さんは分かるけどお客さんにはやめとくー。アイドルバレする可能性もあるんだし」

藍子「あ〜……。そう言われてみたら、あまり声をかけに行かない方がいいのかも?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:52:05.11 ID:uhIVLMlB0
加蓮「まっ、そこで言えなくなるのが藍子ちゃんの優しさだけど、そーいうのって甘さでもあるよね。アイドルは甘いだけじゃやっていけないの。時にはライバルを容赦なく蹴り落とす厳しさ――」

藍子「……。……加蓮ちゃん」

藍子「今言ったことって、やらないことではなくて、できないことなんじゃ?」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:52:35.00 ID:uhIVLMlB0
加蓮「何言ってもって限度があるでしょ! 今はそんなんじゃないしちょっとは克服……あーあー、藍子ちゃんが昔のことネチネチ言う子だとは思わなかったなー!」

藍子「むっ。確かに、昔のお話かもしれません。でも、それは加蓮ちゃんの言う昔話ではなくて、思い出話です」

加蓮「そんな思い出今すぐ忘れろ!」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:53:06.25 ID:uhIVLMlB0
……。

…………。

加蓮「許してもらえてよかったね……」
以下略 AAS



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