38:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 14:03:41.67 ID:IH+YFkq+0
(どういうこと?魔法少女が一般人に手を出すなんて.....)
巴マミは混乱していた。目の前にいる恐らく魔法少女と思しき少女が足元に転がっている黒いローブを着た男を攻撃したのだろうが、その理由が分からない。
不審人物だったから、で済ませられる程魔法少女の力は軽いものではない。足元に転がっている黒いローブの男は怪しくはあるが魔女とは何の関係もないはず.....。いや、そもそも見滝原に外国人の魔法少女がいるとは聞いていない。そもそも魔法少女ではない可能性もある。とにかく真意を確かめなくては。
ただし一般人に手を出す人物なのだから警戒心を持ちつつ。
「ちょっと、そこのあなた」
声をかけてみると銀の少女は反応を示した。マミは続けて、
「あなた魔法少女?一般人に危害を加えるってどういう了見かしら?」
と銀の少女に問い詰めるマミ。だが警告とも取れるような言葉を受けても銀の少女は一切動揺もしない。ただ少しばかり考えている素振りをして、中学生でも分かる程の取り繕ったような、薄っぺらい表面だけの笑みを見せ、
「おやお嬢さん、子供はもう帰る時間だがこんな時間に何の用かね」
挑発するような、馬鹿にするような言葉にさすがにマミでもムッとした。
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