14:MORNING MOON[sage]
2020/01/20(月) 00:32:35.97 ID:Lq78b/Cn0
まず、この街は日本の群馬県の見滝原市というらしい。
大体この時点で疑問符しか浮かばない。アレイスターのいた世界に群馬県はあれど見滝原市などという街は存在しないからである。
これについては一旦保留として、次に、この世界には学園都市は無いという。
こちらについては大方予想出来ていたからあまり驚きはしなかったが。
ただ科学技術の宝庫であり、科学サイドの総本山である学園都市がない代わりにこの見滝原市では他より科学技術が進歩しているらしい。科学技術では学園都市が上をいくが普及率に関しては見滝原市の方が上だろう。このネット喫茶に来る道中には“外”とは思えない程には科学技術が詰め込まれた物がいくつもあった。これにはアレイスターも少し驚いた。
15:昨夜の涙の理由も聞かず[sage]
2020/01/20(月) 18:04:35.60 ID:Lq78b/Cn0
また、表立ってはいないがローマ正教やロシア成教、イギリス清教を代表とする宗教・魔術関連の組織も一応あるらしい。
魔術サイドと科学サイド、この二つが分かれているという事はアレイスターの原型制御は働いているのだろう。
恐らく、魔術サイドと科学サイドは対立こそしてはいないものの仲は決して良くはないだろう。
それから万が一自分が生きている事がバレぬよう細工せねばなるまい。(まあアレイスターは小細工をどうこうしたところで無意味なので成り行きに任せる他はないのだが)
ついでに自分の戸籍等についても調べたのだが、芳しい情報は出てこなかった。
16:遠く 空回る言葉わトゲに変わる[sage]
2020/01/20(月) 18:31:05.25 ID:Lq78b/Cn0
「さて、情報も粗方集まったが、これからどうしたものかね。私としてはあの時あの場所で[ピーーー]れば満足だったのだが」
何故自分は生きているのか、何故別位相に飛んでしまったのか、そしてこれからどうするか。
疑問や問題は掃いて出てくるのに、解決策が一向に思い浮かばない。衣食住はどうにかなるとはいってもそれも無尽蔵にある訳ではないのだ。
...考え事をしても仕方ない。
先ずは行動しなければならない。
17:名無しNIPPER[sage]
2020/01/20(月) 20:48:17.63 ID:epV4EM/SO
メール欄にsagaを入れたほうがよろしいかと
18:名無しNIPPER[sage]
2020/01/20(月) 20:51:43.99 ID:QzN1Smnmo
名前欄にサブタイ入れてるって今気づいた
19:名無しNIPPER[saga]
2020/01/21(火) 17:27:26.36 ID:25Yr1v7N0
名前欄のやつはGLAYの『誘惑』です。
邪魔ですね。消します。
20:名無しNIPPER[saga]
2020/01/21(火) 18:10:05.03 ID:25Yr1v7N0
「改めてみれば本当に凄いなこの街は」
アレイスターは見滝原市という街を見渡し感嘆の声を漏らした。
学園都市にいた頃は外なんぞ大したことはなかった。だがここ見滝原市は違う。
学園都市以外の場所でこれだけ学園都市に近い科学力のある場所は新鮮に映り、何かとは童心に帰ったアレイスターだった。
学園都市という科学の王として君臨していた頃は学園都市は様々な実験や研究は勿論、学園都市内の学校の経費、また、アレイスターが設定したとはいえ様々な事件や事故等(勿論暗部関連も含む)が多発しており、それらの処理等に金をつぎ込む為の金が必要なのだが、それは学園都市の上層部がいつも頭を抱える程の莫大な金額が必要だった。
21:名無しNIPPER[sage]
2020/01/21(火) 20:21:09.00 ID:MMDrx4Kao
オープン席なら会員になる必要無いだろうけどネット使える席ならほぼ確実に会員証いるだろうし身分証とかどうしたんだ?
22:名無しNIPPER[saga]
2020/01/21(火) 23:21:08.71 ID:25Yr1v7N0
それからアレイスターがこの街を良く思っているのはそれだけではない。
当たり前の事だがこの街には闇の匂いがしない。
アレイスターの管理・管轄していた学園都市では常に闇の気配がしていた。常に血みどろの世界だった。
毎日誰かが道具のように扱われ、いつも誰かが悲鳴にならない声を上げていた。
暗部だけではない。
23:名無しNIPPER[saga]
2020/01/22(水) 17:09:25.34 ID:aZR1Q2go0
街の散策を続けてアレイスターの気分が良くなり、夢中になっていた為か、いつの間にかもう太陽が沈みかけオレンジ色に輝き、月が見え始め、夜の始まりを迎えようとしていた。
周りには仕事から解放され、疲れきったサラリーマンがごった返していた。アレイスターは人の奔流から外れた路地裏の入り口の付近にいた。
(ふむ、少し散歩に夢中になっていたかね。そろそろネット喫茶にでも戻るとするか)
残念ながらアレイスターが目を覚ました時に感じた妙な違和感については分からなかったが、この街についてはある程度把握した。やる事はまだまだ山積みだが、今は体を休めたかった。
(ん?)
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