魔法少女アレイスたん☆マギカ
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22:名無しNIPPER[saga]
2020/01/21(火) 23:21:08.71 ID:25Yr1v7N0
 それからアレイスターがこの街を良く思っているのはそれだけではない。
 当たり前の事だがこの街には闇の匂いがしない。
 アレイスターの管理・管轄していた学園都市では常に闇の気配がしていた。常に血みどろの世界だった。
 毎日誰かが道具のように扱われ、いつも誰かが悲鳴にならない声を上げていた。
 暗部だけではない。
 例えば今朝、アレイスターが倒れていた時、学園都市ではどうだったか。スキルアウト等に見つかれば速攻R指定だっただろう。
 学園都市の悲劇・惨劇はアレイスターが作り出してきた。他人を鑑みず、ただ己の目的の為だけに。
 この街はもしかしたら学園都市が本来あるべき姿なのではないだろうか?
 「全く、同じ科学の進歩した街だというのにこうも違うと泣けてくるな」
 自分の創った科学の街が、上条当麻を活躍させる為だけに悲劇が生まれるようにしたと、その為に創ったと、こう改めて考えれば自分は本当に救いようのないクソッタレな人間だと、アレイスターは心の中で自嘲した。
 (まあ今更感傷に浸っても仕方ないのだが)
 アレイスターは頭のスイッチを切り替え、街の散策を続けたーーー


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