麻子「……華、さん」 華「はい?
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40:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 22:23:43.94 ID:zPoxPRfb0
華「お薬のせいで変になっているだけだから、麻子さんは変なことを言っても受け入れてくれていると思っていたんです。でも、それが全て素のわたくしから出ていた言葉だと知ったら、流石にショックだったのではないかと――」

麻子「それはないって言っただろ!」

華「!」

麻子「確かに驚きはしたが……別に華さんにああ言われて嫌だったわけじゃ……ないんだ。むしろ……」

華「むしろ……?」

麻子「……そんなに嫌じゃなかった自分に驚いて困惑した」

華「麻子さん……」

麻子「流石にこういうのは見聞きした知識だけで納得できるものじゃないからな。ましてや私たちは女同士だ。自分が華さんをどういう風に見るべきなのか、わからなくなった。それで今日は休んだ」

華「……わたくしも、今そんな感じです。自分で自分のことがよく分からなくなってしまっているといいますか……ごめんなさい、わたくしが勝手に麻子さんを振り回しているのに」

麻子「わからないのが普通だ。無理してすぐ結論を出さなくていいと思う。思春期は友情と恋愛の区別がつかなくなるとも言うしな」

華「……」

麻子「……次は私の番だ。……が」

華「?」

麻子「華さん、晩御飯は食べたのか」

華「いえ、まだですけれど」

麻子「一緒に食べるか。ついでに作るぞ」

華「よろしいのですか?」

麻子「流石にそんなに分量はないし沙織ほど大したものは作れんがな。饂飩とかそんなんだ」

華「ではわたくしもお手伝いします」

麻子「……前に包丁握って怪我してなかったか?」

華「そ、それは……」

麻子「ふっ」

華「もう、意地悪です!」


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