麻子「……華、さん」 華「はい?
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39:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 22:17:18.38 ID:zPoxPRfb0
華「――シャワー、いただきました」パタン

麻子「すまんな、母親の古服しか大きいのがなくて……着れたか?」

華「はい。今度洗ってお返ししますね」

麻子「別にいいぞそんなの」

華「いいえ、麻子さんの大切なものですから」

麻子「……まぁ好きにしてくれ」

ザアアァァァ…

華「……」

麻子「……」

華・麻子「「あの」」

華「あぅ……」

麻子「……先にどうぞ」

華「す、すみません。えっとですね……よいしょ」

麻子「(なぜ正座し直す)」

華「んんっ……今日、カルパッチョさんとペパロニさんが学校までいらっしゃいまして」

麻子「えっ……じ、じゃあ」

華「はい、すべて伺いました」

麻子「そ……うか。すまない」

華「なぜ麻子さんが謝るんですか」

麻子「だって、言えなかったから……華さんが言ってたことは全部、薬のせいじゃなかったって……」

華「別にいいじゃないですか。他の誰かに迷惑をかけたわけではないんですから」

麻子「でもなんか……フェアじゃないだろう。私だけ本当のこと知っててあんな……」


――伝えてしまうのが恐ろしくて張り裂けそうなこの気持ちを……あなたの眼を見てお伝えしたかった――


麻子「あんな、こと、言わせてしまって」

麻子「(思い出したらまた顔が熱くなってきた……)」ドキドキ

華「ふふ、なんだかサンダースの隊長さんみたいなこと仰るんですね」

麻子「華さんだって恥ずかしいだろ。正気で私にあんな歯の浮くようなセリフを言ってたんだぞ」

華「ええ。わたくし、さっき事実を知ったときに気を失ってしまいましたから」

麻子「えぇ……」

華「恥ずかしいのはもちろんでしたけど……一瞬すごく恐ろしくなってしまって」

麻子「? 何がだ?」


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