22:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:25:21.48 ID:zPoxPRfb0
麻子「……もしもし」
華『あ……こんばんわ麻子さん』
麻子「どうしたこんな時間に」
華『すみません、もうお休みでしたか?』
麻子「むしろ今が私のピークタイムだ」
華『ふふ、そうでしたね』
麻子「で、何か用か?」
華『あ、いえ……特に御用があったわけではないのですけれど……』
麻子「……暇だったのか?」
華『いえ……その……お花を活けようとしていたんです』
麻子「? うん」
華『でも……いつものように集中できなくて』
麻子「華道のアドバイスはできんぞ」
華『それはよく存じております』
麻子「…………まだ薬の作用が残ってるのか」
華『……………』
麻子「あー……」パタン
麻子「私は何をすればいい?」
華『え?』
麻子「私も一応、五十鈴さんがそうなっている要因の一つだからな。協力はする。何をすればいい? 生憎と私は沙織ほど察しがいい人間じゃないから、教えてくれると助かる」
華『……麻子さん、責任を感じてらっしゃるんですか?』
麻子「責任というほど重いものじゃないが……仲間が大変な目に遭ってるんだ。助けはする」
華『わたくしが……そんなに大変な、苦しい状況に置かれているとお思いで?』
麻子「違うのか。自分の意志とは関係なく同性に……惚れてしまっているというのは」
華『……麻子さんは、意志とは関係ないとしても、同性に見初められるのは……気持ちが悪いと思われますか?』
麻子「……。……ん……人による、んじゃないか。経験がないからはっきりわからない」
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