ドンキホーテ・ドフラミン子「ウフッフッフッ! 見逃してあげなさいよ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:28:09.60 ID:EVQZdzoqO
「エース! いま助けるどぉー!」
「キシシシシシシ! 角刀影!!」

ズ キ ュ ウ ウ ゥ ゥ ン ッ !

「ぐぉおおおおおおっ!?」

王下七武海、ゲッコー・モリアの一撃が炸裂。
巨人族よりも更に巨大な怪物が、倒れ伏した。
するとハンコックが顎をしゃくって偉そうに。

「ドフラミン子、出番じゃぞ」
「ウフフッ……腕が鳴るわね」

スパンッ!

怪物の太いふくらはぎを糸で切断。
すると女帝は感心したように褒めた。
無論、どこまでも偉そうな口調で。

「よくやった。褒めて遣わす」
「ウフフッ……あたしも一応、女王なんだけど」
「何か言ったか?」
「調子に乗んなって言ったのよ。海賊女帝」
「なんじゃと? 誰に向かって言っておる」
「ウフッフッフッフッフッ……ごめんなさい」

所詮、女王は女帝には逆らえませんでした。

「それより、ドフラミン子」
「はい、なんですか?」
「怪物を倒した場所が悪かったようじゃぞ」
「あっ……」

やば。
包囲壁が展開する場所じゃん。
怒られて称号剥奪されるかも。
なんてね。わざとだし。
称号なんて要らないし。
予定調和の戦争なんて誰も楽しくないもの。
そうよ。だからあたし、悪くないもん。

などと開き直っていると、背後から。

「ドフラミン子ォ! 何をやっとるんじゃ!!」
「ウフッフッフッフッフッ……ごめんなしゃい」

海軍大将の赤犬に叱られて、また泣いた。


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