ドンキホーテ・ドフラミン子「ウフッフッフッ! 見逃してあげなさいよ」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:25:32.88 ID:EVQZdzoqO
「ウフフッ! 堪んないわ。ゾクゾクしちゃう」
「なんじゃ。随分と楽しそうじゃな」

ついに決戦の火蓋が切って落とされ、目の前で繰り広げられる戦闘を眺めつつ、狂喜の笑みを浮かべるドフラミン子を見て、同じく王下七武海、"海賊女帝" ボア・ハンコックが呆れた。

「ウフフッ! そりゃあそうよ。この戦いのゆくえ次第で、世界の命運が決まる……まさに天下分け目の頂上戦争。楽しまなきゃ損でしょう?」
「……そなたは狂っておる」
「ウフッフッフッフッ!! 最高の褒め言葉ね」

女帝の唾棄を褒め言葉として受け取り、戦乱の渦に包み込まれた湾内を指し示し、言い放つ。

「正義は勝つ? ウフッフッフッフッ! そんなの当たり前じゃない。勝者だけが、正義よ!」
「どうでもよいが、その気色悪い笑い声だけはどうにかならんのか? 反吐が出そうじゃ」
「ウフッフッフッフッフッ……そんなキモい?」
「ああ。キモすぎて失笑じゃ」
「ウフッフッフッフッフッフッ……そっかぁ〜」

笑い声をキモいと言われたドフラミン子は、サングラスの奥深くにキラリと涙を光らせた。
とはいえ、誰一人としてそのことに気づかず。
彼女が意外と繊細であることは誰も知らない。


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