ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
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34:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:52:53.76 ID:DQhBkFB7O
「助かりました、アッシュ」
「ふん。さっさとケリをつけちまえ」
「やれやれ。やはりあなたはルークとは違って、チームでの戦闘には不向きなようですね」
「当然だ。俺とあいつは別の人間だからな」

そのやり取りにチビルークはハッとする。
ティアが船室で語っていた内容と同じだ。
やはり父上の真意はそこにあるのだろう。

「まずは俺から行くぜ! 神速の斬り! 見切れるか! 閃破! 瞬連刃!!」

火蓋を切ったのはガイ。神速の剣を見舞った。

「フィーバータイム! からの〜十六夜天舞!」

秘奥義にさらに秘奥義を重ね連撃するアニス。

「いくわよ! 天地に散りし白き煌華よ! 運命に従い敵を滅せよ! フォーチュンアーク!」

タタル峡谷で見た白い華を連想させる秘奥義をティアが放ち、その美しさに見惚れていると、ジェイド渾身の大規模譜術が発動した。

「天光満つるところ我は有り……」
「おいおい、ジェイドの旦那! やる気か!?」
「みんな逃げて!」
「中将、本気だわ……」

わらわらと慌てて避難する英雄たち。
ナタリアと合流して、ティアが展開するバリアの中へと入った。しかし、アッシュと息子は。

「よく見ていろ。あれがケジメだ」
「はい、父上」

父の背に庇われながら、ルークは見届けた。


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