ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:43:55.75 ID:DQhBkFB7O
「今度こそやったか!?」
「いいえ、まだです!」

戦闘によって溶けた雪が水蒸気となり辺りに立ち込める。その奥から現れたネビリムは健在。

「うへぇ……まだピンピンしてるよぉ」
「気をつけて。何か、嫌な予感がするわ」

げんなりするアニスにティアが注意を促した、まさにその時。ニタリと、ネビリムが笑った。

『うふふ……うふふふふふ! 悪い子ねぇ、ジェイド。悪い子には、お仕置きしないと!!』
「いけません! 全員、散開!!」
『エンドオブフラグメント!!』

ジェイドが散開を命じるも間に合わず。
ネビリムの符術が完成して、眩い閃光に包まれた直後、強烈な熱線と衝撃波に襲われた。

『真の力というものを思い知りなさぁい』

耳鳴りしてもネビリムの甘ったるい声が届く。
岩場に隠れて難を逃れたチビルークであったが、地形を変えるほどの衝撃によって落石が発生して、巨大な岩が頭上から降ってきた。

「アターック!!」

まさに間一髪。ルークを救ったのはミュウだ。
ソーサラーリングの力で身体を強化したミュウが、助走をつけた頭突きで岩を砕いてくれた。

「あ、ありがとう、ミュウ」
「ミュウも役に立つですの!」

しかし、攻撃をまともくらった英雄達はボロボロで倒れ伏し、見るも無残な有様であった。


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