ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
1- 20
24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:34:17.79 ID:DQhBkFB7O
『素晴らしい! 流石は我が永遠のライバル! これで! ネビリム先生は完全に復活……』

チュインッ!

ディストの賞賛は、解呪に伴って開いた岩の隙間から発射された光弾によってかき消され、音機関に直撃したことにより、ホログラムは消滅して、強制的に沈黙させられた。

「血迷いましたか、ディスト。私たちの先生は、このような無慈悲な攻撃などしない」

岩の隙間から飛び出してきた人物は、ディストによって様々な改造を施された、もはやレプリカとすら言えない怪物であった。

『久しぶりね。私の可愛いジェイド』
「黙れ。貴様はネビリム先生ではない」
『うふふ。怖がらなくていいわ。すぐにサフィールと同じように優しく逝かせてあげるから』

ネビリム先生によく似た顔をして、同じ声で言葉を発するが、意思疎通は図れず、ジェイドを始めとした一行は戦闘は避けられないと判断して、それぞれ武器を手に取り、身構えた。

『あはは! 死になさい! 私のジェイド!』
「来ます! ガイは前衛、アニスは中衛。私とティアは後方から譜術にて砲撃を行います!」
「詠唱中は、このガイ様が守ってやる!」
「アニスちゃんも、やっちゃうよぉ〜!」
「皆、頼むわ。回復は私に任せて!」

世界を救った英雄たちが再び集い、怪物となり果てたゲルダ・ネビリムと対峙した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
39Res/48.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice