ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
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25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:37:03.99 ID:DQhBkFB7O
「うぉおおおおおおおおっ!!」

真っ先に切りかかったガイは瞠目した。

ガキンッ!

「な、なんだ、この固さは!?」
「恐らくディストの仕業でしょう。奴め、二度と先生を失いたくがない為に物理攻撃がほとんど通らない肉体を用意したらしい」

ジェイドの見立て通り、ディストによって改造が施されたネビリムには刃が全く通らない。

「どうすりゃいいってんだよ!?」
「譜術ならば、或いは。サンダーブレード!」

ズカンッ! バリバリバリ!

ジェイドの放った雷の剣がネビリムを地面に縫い付け、紫電が迸った。怪物が咆哮をあげる。

『い、痛い! 痛いぃいいいいっ!?』

どうやら効いているようだ。
しかし、譜術には詠唱が必要不可欠である。
故にガイは刃が通らないと承知の上で、ネビリムに猛攻を仕掛けて、その時間を稼いだ。

「ガイ! 下がって! いっくよぉー!」

ゴシャッ!

息つく間もない猛攻で疲労したガイを下がらせ、アニスがジェイドの形見である譜業人形、トクナガを巨大化させ、さらには自らの拳も用いて、ネビリムへとラッシュを仕掛けた。

「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

普段の愛嬌ある彼女からは想像もつかないほど、鉄拳にて滅多打ちするアニスであったが、剣と同様にやはり物理攻撃は通らず。

「痛ったぁーい! アニスちゃんの可愛いおててが真っ赤っかだよぉ! くそぉ! おらぁ!」

ドゴォッ!!

手が痛いといいつつも、なるべく柔らかそうな腹部に強烈なボディブローを決め、吹き飛ばした落下点にはガイが居合の構えで待っていた。


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