ティア・グランツ「私、もう待つのはやめたの」
1- 20
23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/04(土) 21:31:40.47 ID:DQhBkFB7O
『はぁーはっはぁーっ!』
「この頭の悪そうな笑い声は、まさか……」
「どうやら悪い予感が的中したようです」

椅子が回転して正面を向くと、そこには案の定、ディストこと、サフィール・ワイヨン・ネイスが座っていて、ジェイドを歓迎した。

『よく来ましたねぇ、ジェイド』
「ディスト! あんた生きてたの!?」

アニスが問いかけても反応を示さない。

「どうやらよく出来たホログラムのようですね。声は生前に録音されたものらしい」

ジェイドの言う通り、よく見るとディストの足元には音機関が設置されており、それで空中に映像を投影しているらしかった。

『あなたが諦めた研究を私が引き継ぎ、ネビリム先生の復活まであと僅かというところまでこぎつけたのですが、不運にも音素を収集中に封印されてしまいましてね。まあ、陰険ジェイドならばこの程度の封印の解呪は造作もないことでしょう。というわけで、あとは任せます』

どうやらディストには解呪出来なかったらしく、結局ジェイドに丸投げしたようだ。

「鼻垂れディストめ。勝手なことを……」
「解呪、出来そうか?」
「ええ。その為にここへ来たのです。封印を解き、今度こそネビリム先生を眠らせる為に」

真偽は不明であるが封印されているという情報は事前に得ていたジェイドは尋ねたガイに頷き、何やら複雑な工程を経て、設置された封印術式を解呪した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
39Res/48.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice